福岡の銘菓 明治堂「博多通りもん」が超絶美味しい!実食レポート!

福岡・博多の銘菓として知られている明月堂の「博多通りもん(とおりもん)」

お土産として、友達からいただいたのが初めての出会いでした。

なんともしっとりした食感と、洋菓子のようなあじわい。

一度食べたら忘れられない美味しさです。

今回はそんなお取り寄せスイーツでもある、博多通りもんをご紹介いたします。

博多西洋和菓子「通りもん」とは?

西洋なのに、和菓子?西洋なら、和菓子じゃないでしょ。

まずはそういう疑問がわくのは仕方ありませんよね。

明月堂さんは、そういうところから出発したようです。

一般的には、中国からもたらされた「唐菓子」、ポルトガルから来た「南蛮菓子」、フランスやアメリカから来たのが「洋菓子」と言われます。

では、西洋和菓子とは?その秘密は原材料にあり。

  • 白生餡(いんげん豆)
  • バター
  • 加糖練乳
  • 脱脂粉乳
  • 生クリーム
  • はちみつ

などなど。

どう見ても洋菓子に使用されるべきようなものがずらりと。

ただのまんじゅうではないのです。

「博多通りもん」は、洋菓子に匹敵するような味のまんじゅうなのです。

福岡ならではの明月堂のこだわりの銘菓「通りもん」

博多の和菓子の伝統に西洋和菓子の素材を取り入れた「博多通りもん」は、博多近郊でしか売られていないお菓子です。

各地のアンテナショップでも売っていません。

オンラインショップ以外での購入は、博多に行くしかないというわけですね。

これは、会社の経営方針だということ。

博多らしさや、博多のこころを大切にしたいという思いで、福岡市近郊のみの販売にしているそうですよ。

ただし、たまに東京や大阪のデパートなどの物産展に出店もしています。

ホームページなら開催予定日をチェックできますよ。

「博多通りもん」を実食レビュー!

ちょっと薄目の可愛いお饅頭。これが「博多通りもん」です。

薄皮なので、ほぼほぼ餡ですね。

だいたい餡が全体の7割程度入っているみたいです。

しろいんげん豆のあんこですから、あっさりとした甘味。

ましてや生クリームや加糖練乳、バターが加わっていますので、口にいれた途端に洋菓子そのものの乳製品のコクと旨みが広がります。

これはなんなのだろう。洋菓子ではないのだろうか。

でも、改めて眺めてみても、まさしくお饅頭。(笑)

しっとりとした皮の部分と、この何とも言えないコクのある白あんのまろやかさで、あっという間に食べてしまいます。

日本全国、あちこちで売られているお饅頭の中でも、これだけ洋菓子のような旨みを追求したものは見たことがありません。

たしかに、最近の饅頭市場は、元祖栗饅頭のようなお饅頭らしきもの(ぼそぼそした厚めの皮につぶあんや、こしあんを入れ、ちょっと栗が混ざっているようなもの)より、いくらかは洋菓子を思わせるような食べやすいものが目につきはします。

けれど、「博多通りもん」のような全く饅頭を通り越した西洋和菓子の究極のようなお饅頭は珍しいのでは?

私の身近な知り合いの間でも、この銘菓は、かなりの高評価を得ています。

知らない人は少ない。(私の周りだけ?)

とにかく一度は食べて頂きたい味なのです。

ちょっとした洋菓子などは目ではありませんよ。

おすすめします。

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「博多通りもん」とモンドセレクション受賞歴

私はモンドセレクションを一概に推奨するのは、どうかとは思います。

あまりに有名な賞であるけれども、受賞している商品の数も相当多い。

少し受賞品が多すぎることで、ありがたみに欠ける賞とも言われます。

が、美味しいものを証する賞として、よく聞かれるのがこの賞かと。

モンドセレクションとは、欧州共同体(EU)と、ベルギー経済省が1961年から開催している世界食品コンテストです。

明月堂の「博多通りもん」は、2007年から17年連続でモンドセレクション「金賞」を受賞。

また、三年連続金賞を受賞した食品に贈られる「国際優秀品質賞」も授与されています。

その他にも、第23回全国菓子大博覧会においては、「名誉総裁賞」、第24回には、「茶道家元賞受賞、第25回26回共に、それに加えて「橘花栄光賞受賞」を連続受賞。

数々の名誉ある賞を頂いてきたお菓子なのです。

類似商品 青木松風庵の「月化粧」とは?

前から気になっていたのですが、大阪で売られている、「月化粧」というお饅頭。

こちらは、和洋菓子と銘打っている商品です。

原材料は、

  • いんげん豆
  • 練乳
  • バター
  • はちみつ
  • 粉乳

と、酷似しています。生クリーム以外は良く似た材料ですね。

見た目も似ています。

こちらが「月化粧」(2010年販売開始)

「博多通りもん」よりは少し皮が厚めで、こんもりとした形状ですね。

こちらが「博多通りもん」です。(1993年販売開始)

少し餡の量も多いのがわかります。

生クリームを入れることで、まろやかさが違いますし、しっとり感も違います。

どちらもとろける様な口当たりではありますが、やはり微妙な繊細さで「博多通りもん」に軍配が上がると思います。

ただし、「月化粧」も4年連続でモンドセレクション「金賞」を受賞しているお菓子です。

なめらかで口当たりの良いお饅頭だと、大人気だそうですよ。

機会があれば、食べ比べてみてくださいね。

まとめ

福岡・博多で売られる「博多通りもん」

お土産として頂いたのがきっかけで、ファンになりました。

西洋和菓子という、珍しい位置づけなのですが、お饅頭の常識をくつがえした、画期的な商品であることは、間違いありません。

和菓子を食べているはずなのに、洋菓子の良いところをすべて併せ持った商品。

牛乳で召し上がると、さらに美味しさアップですよ。

おためしください。

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