秋も深まれば、ウエディングの季節でもあり、そんなときに登場するのがバウムクーヘンです。
バウムクーヘンは、ドイツ語で木のケーキ。
年輪のような切り口が、人生の年輪と掛け合わされ、日本ではめでたい贈答品、すなわち引き出物として重宝されるのですね。
聞いたところによると、ドイツでは「バウムクーヘン焼き職人は長生きしない」と言われるほどのストレスのたまる職業とか。(笑)
昔は相当な時間をかけて作っていたのだと思われます。
今回は秋にふさわしい、美味しいバウムクーヘンをランキングにして5つ紹介いたします。
見出し
第5位 黒船の黒糖バウムクーヘン
(出典 黒船公式ページ)
選び抜かれた国産素材を使った生地に、沖縄波照間産の黒糖を使ったフォンダン(溶けて、柔らかい状態のもの)でコーティングされた、ちょっと異質な極上のバウムクーヘンです。
黒糖のコクがたまりません。
上質で、しっとりとした食感のバウムクーヘンは、あっさり。
黒糖フォンダンの方も、まろやかで、決して甘すぎない、素晴らしい組み合わせだと思います。
黒船では、カステラが有名ですが、是非バウムクーヘンも試していただきたい商品です。
一個 1620円 (税込み)
第4位 ねんりん家のマウントバーム しっかり芽
(出典 たねやねんりん家、公式ページ)
バウムクーヘンは、柔らかければ良いというものではありません。
じっくりと、ゆっくりと、時間をかけて焼き上げたそのしっかりとした味は、一度食べたら驚く美味しさです。
外のさっくりした食感と、中のもっちりとした食感。
見た目の手作り感が、また良いですね。
外側の香ばしさと、中の熟成された生地のバターが本当に良い味です。
バウムクーヘンはこうでなくっちゃ。そんな美味しさです。
一山 1080円 (税込み)
ちなみに、たねや家では、ハンディタイプの「ちいさなバウムツリー」も人気商品です。
いままでのバウムクーヘンの概念を打ち破って、串刺しのアイデアが素晴らしいです。
お土産にいただいたのですが、食べやすいですよ。
一本 298円より (税抜き)
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第3位 ラ・ファミーユの黄金色のバウムクーヘン
(出典 ラ・ファミーユ、公式ページ)
香川県の綾上高原農場で育てられた鶏が産む、特別な卵、「それいゆ(太陽)」を使用。
マリーゴールドを使った飼料で、コクのある、濃厚なオレンジの卵が産み出され、バウムクーヘンを黄金色に輝かせます。
決して色が濃いだけではありません。
選りすぐりの中田養蜂場のハチミツと、三谷製糖所の和三盆、そして「さぬきの夢2009」という小麦粉を使った、まさに究極のバウムクーヘンです。
口に入れれば、その卵の濃厚さがわかります。
糖衣には和三盆が使用され、優しい甘さで、バウムクーヘンを包み込んでいます。
まさにこれぞ日本のバウムクーヘン。四国の宝物です。
一個(S) 1296円 (税込み)
第2位 たねやクラブハリエのバームクーヘン
(出典 クラブハリエ、公式ページ)
超有名なこのバームクーヘンは、1951年創業当時から変わりなく、職人の手焼き製法で、丹念に仕上げられた銘品です。
ふんわりとした口当たりと、砂糖の糖衣のシャリシャリ感が絶妙です。
クラブハリエは、バウムクーヘンではなく、バームクーヘンと名付けられています。(まあ、どっちでもいいですけど。)
生地がフルフルと、ふるえるほどのしっとり感。
丹念な仕上がりは、これ以上ないほどの芸術品です。
初めて食べたときは、ちょっと驚くほどのフルフル感でした。
誰もが一度は食べたくなるバームクーヘンだと思います。
一個 1080円 (税込み)
第1位 ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベのバウムクーヘン
(出典 伊勢丹、オンラインショップ)
本場ドイツは、ニーダーザクセン州の州都、ハノーファーのバウムクーヘンです。
友達から教えてもらった、このバウムクーヘン。
伝統的なドイツ菓子の製法で、一切の妥協を許さず、作られたバウムクーヘンです。
国立ドイツ菓子協会の手引き書には、バウムクーヘンの定義が存在し、その基準を満たしたものしか、「バウムクーヘン」とは認められません。
無添加で、バター以外の油分を一切使用しない、ベーキングパウダーさえ使わない本格的なもの。
身体に優しいのはもちろん、その美味しさは目を見張るものがあります。
食べ応えのある食感で、余分なものを一切排除した、バウムクーヘンの完成形なのです。
なんのアレンジもありません。
が、その王道の美味しさは、きっと食べた人しかわからない。
バウムクーヘンの持つ、本当の美味しさを知りたいなら、是非ともお試しください。
パッケージの可愛さも見逃せませんよ。
一個 1080円 (税込み)
番外編 京都の南禅寺御用達のはんなりバウムも美味しい
(出典 京都南禅寺御用達、服部公式ページ)
明治43年創業の服部豆腐店は、創業当時より南禅寺門前で湯豆腐店として商いをされていました。
平成6年より、「南禅寺御用達豆腐」の名を受け、平成16年からは、商標「南禅寺豆腐」の使用許可を得て、その名を知られています。
にがりにこだわり、大豆の風味や香り、甘味を大切にした伝統の「南禅寺豆腐」を作り続けています。
古くから伝わる「精進料理」には欠かせない豆腐。
その材料である、国産大豆で作られた高濃度の豆乳は、もちろん最高級の豆乳であることは間違いありません。
この豆乳を使って、バウムクーヘンを作っているのは、大阪の「ロバの穴」という会社です。
ロバの穴とは
とろとろわらび餅で有名なMIYAKO MOCHIは、ロバの穴のブランド名です。
大阪の会社ではありますが、独創的な和菓子をつぎつぎ発表されている話題のブランドなのです。
スプーンで食べる、カップ入りのわらび餅だったり、濃厚なタレが自慢のみたらし団子だったりと、ユニークなスイーツを販売しています。
そんな中でも、この豆腐の老舗が作った豆乳を使ったバウムクーヘンは人気商品。
豆乳を使用した茶団子などもあるそうです。これも、食べてみたいですね。
豆乳バウムクーヘンを実食レビュー!
お寺とはかけ離れた、派手なお皿にのせてみました。(笑)
余談ですが、バウムクーヘンって、真ん中が空いているから、こんなお皿も上手く柄が見えるのですね。(発見)
さて、このバウムクーヘン、持った感じ、その柔らかさに驚きます。
ふんわりとした感触は、手にも伝わってきます。
色は綺麗な卵色です。
実は私は、うっすらと糖衣がかかった側面のシャリっとした食感が好きです。
シナモンロールのお砂糖がけの部分も大好き。(笑)
「マダム〇〇〇」のバウムクーヘンまでいくと、その甘さに閉口してしまいますが、うっすらとかかった糖衣は、バウムクーヘンには欠かせないと思います。
この豆乳バウムクーヘンの大きさは、直径14cmくらい。高さは4cmくらいです。
6等分して、ちょうどよいくらいではないでしょうか。
切ってみると、やさしい雰囲気が伝わってきませんか?
口に入れると、ふんわりと柔らかく、しっとり感もあり、口の中でモサモサしません。
甘さも丁度良くらいだと思います。
豆乳を使用しているからか、まろやかさが違います。
口どけも良いので、あっという間に召し上がれます。
少し残念なのは、やはりマーガリンが使われているところですね。
でも、私のように、焼き菓子はバターという頑固者以外は、きっと満足のいく味だと思われます。(笑)
豆乳の風味が上手くバウムクーヘンにマッチしていて、良い仕上がりになっていますよ。
はんなりとした秋には、こんなバウムクーヘンも如何でしょうか。
一個 1260円 (税込み)
まとめ
バウムクーヘンと言えば、縁起物。よくいただく機会がある、定番の焼き菓子だと思います。
本場であるはずのドイツでは専門店でしか扱いませんが、日本では数々のお店がしのぎを削る、人気のスイーツですね。
今回は私の選んだ、秋にふさわしいバウムクーヘン、ベスト5をご紹介しました。
どれも、一流の素晴らしいバウムクーヘンばかりです。
また、京都、南禅寺御用達豆腐の服部で作られた豆乳を使った、優しい味の濃厚豆乳バウムクーヘンも、なかなかまろやかな、優しいお味でした。
手間をかけて作られたバウムクーヘンを一枚一枚、はがしつつ・・・・。(私だけ?)
年輪を感じる秋なのです。(笑)