紅葉の秋だからこそ、食べたい。
大阪の箕面は、お猿さんでも有名ですが、もちろん紅葉のスポット。
紅葉を愛でながら進む、箕面の滝に続く道には、殆どすべてのお土産屋さんの軒先で、「もみじの天ぷら」が販売されています。
「もみじの天ぷら」を揚げる香ばしい香りが、超不思議な紅葉スポットなのですよ。
今回は、そんなレアなスイーツをご紹介いたします。
見出し
箕面と紅葉と天ぷらについて
箕面の紅葉と言えば、駅から滝に続く山道と、明治の森、箕面公園が有名です。
圧倒的に多いのは、やはりもみじの木ですね。
それにしても、「もみじ」を食べるなんて、いったい誰が思いついたのでしょうか。
(出典 箕面特産品公式ページ)
およそ1300年前、箕面山で修業をしていた行者が、滝に映えたもみじの美しさを称え、灯明の油で自然の風味を生かした天ぷらを作り、修験道場を訪れる旅人に振舞われたのが由来とされています。
それから現在まで続く、「もみじの天ぷら」の歴史。
試行錯誤を繰り返し、新しい味が産み出され、箕面では沢山のお店が、独自の味を作っているのです。
「もみじの天ぷら」の作り方
(出典 河鹿荘公式ページ)
- 箕面近郊の山から、軸が柔らかい食用の紅葉の葉が、秋の紅葉の時期に収穫されます。
- 綺麗に水洗いされ、温度と湿度を管理しながら、一年以上塩漬けにします。
- 流水で塩抜きして、淡い透明感のある綺麗な葉を選別します。
- 衣をつけて揚げます。(つけた衣の具合によって味は変わります。)
いかに美しく、もみじの葉の形状のままに揚げられるのか。
そこに職人の技があるようですね。
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変わり種の「もみじの天ぷら」を発見!!
私の見つけた河鹿荘さんは、変わり種のもみじの天ぷらを5種類も提供されていました。
- ブラックペッパー味(かりかりの天ぷらにブラックペッパーがたっぷり。おつまみにも最適。)
- 柚子こしょう味(柚子こしょうのピリ辛と、爽やかな柑橘の味が、さっぱりとして、食べやすい。)
- きゃらめる味(キャラメルの香ばしさと、甘さがたまらない。女子人気NO.1)
- コンポタ味(お口の中に広がるコーンの香りが、大人気。)
- 梅かつお味(梅の酸味と、かつおのコク。誰にでも愛される定番の味)
そんな中から、気になった三種類と、定番の胡麻味をゲットしましたよ。
早速いただいてみましょう。
もみじの天ぷら、オリジナルを実食レビュー!
綺麗なもみじのカタチが、愛らしい天ぷらですね。
白胡麻がたっぷりと入っています。
だいたい、もみじの葉っぱに味があるわけではありませんから、見た目こそが大事です。
たまにカリッといただくと、中から葉脈のはっきりした葉っぱが顔を出します。
「もみじ」食べてるぞ~という実感を味わう一瞬です。(笑)
とにかく、歯ごたえの良い、カリっとした食感に、この胡麻味。
本当に小さい頃から変わりない、これぞ「もみじの天ぷら」。
ごま味こそ、もみじの味なんですよね。(不思議だけど)
天ぷらの衣の味しかしないけど。(その通り。)
だけど、リアルなもみじの葉っぱに違いはありません。
これは、ぜったいに体験して頂きたいお味ですよ。
もみじの天ぷら、ブラックペッパー味を実食レビュー!
もみじの天ぷらの中央に固まっているのは、ケシの実ならず、ブラックペッパーです。(笑)
天ぷらの部分は、サクサクで、甘みのある小麦粉味ですが、食べ進むと、ブラックペッパーの香りが広がります。
食べたあとのピリ辛感が面白い。
おやつのような、おつまみのような。
スパイシーな味付けで、大人の味ですね。
かなりペッパーの部分は、固まっていますので、ご注意を。
お子様だと、かなりきついですよ。
もみじの天ぷら、柚子こしょう味を実食レビュー!
一見、シンプルな外観ですが、口に含むと、柚子の酸味が効いてます。
今度は衣自体にかなり味がついているので、ますますおつまみ系ですね。
最後に来るピリリとしたこしょう味が後を引きます。
酸味があるから、脂っこさも緩和されて、さっぱりといただけますよ。
こちらの「柚子こしょう味」は、期間限定品のようです。
お早めにどうぞ。
もみじの天ぷら、キャラメル味を実食レビュー!
リピート率100%の人気商品が、このキャラメル味ですよ。
良く見ると、キャラメルのつぶつぶが、まわりについています。
パッケージを開けたときから、香ばしいキャラメルの良い香りがします。
カリカリとした食感は、どの天ぷらも同じですが、そこにキャラメルの粒のカリカリ感も加わって、ますます良い歯ごたえ。
そして、キャラメルの香りと、ほどよい甘さ。
人気の理由もわかります。
「もみじの天ぷら」には、基本どれにも胡麻が入っていますので、風味が豊かなのですよ。
是非お試しください。
お店情報
住所 大阪府箕面市箕面一丁目4番3号
電話 072-723-0122
営業時間 9:00~17:00 不定休
まとめ
小さい頃から、箕面に行けば食べていた、「もみじの天ぷら」
久々に出かけてみれば、色々な味のバラエティがあって、びっくりしました。
元祖は、ごまの入ったかりんとうのような味でしたが、スイーツとして進化しつつあるのですね。
秋の紅葉を目で楽しみ、また味わうという醍醐味。機会があれば、どうぞご体験ください。
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