なんだかんだ言って、もうすっかり冬になってしまいましたね。
秋のスイーツから、冬のスイーツへ。
寒いときに、温かいところで、冷たいスイーツもオツですが、今回は素直に温かいスイーツに目を向けてみましたよ。
日本人なら、大好きなおぜんざいと、おしるこです。
手軽に食べられる、インスタントな和スイーツを食べ比べてみました。
今回チョイスしたのは、この4品です。
小豆と言えば、井村屋の「おしるこカップシリーズ」と、はごろもの「レトルトシリーズ」。
どちらもスーパーで同じようなお値段で売られています。
お湯を注ぐのか、それとも温めるのか。味や内容、カロリーなどを比べてみましょう。
見出し
井村屋の「カップシリーズ」はこんな商品
カップめんのように、お湯を注ぐだけで、一分で仕上がるお手軽さ。
小さなカップ付きなので、外出先でも、お湯とお箸さえあれば、食べられます。
薄いながら、お餅も入っているというのが、売り。
おしるこには、プレーンと抹茶の二種類がありますよ。
また、蓋をめくって、「大吉」が出れば、井村屋商品詰め合わせをもれなくプレゼントという、ちょっとワクワクする開運おみくじ付き。
井村屋では、この他に、「まる餅付き大納言小豆ぜんざい」というスイーツもあります。
こちらは、別添えの餅をカップに入れて、電子レンジで温めるようです。
お餅もサトウのまる餅使用で、かなりのこだわりようですが、お値段は約2.5倍の270円(税込み)となります。
井村屋のおしるこを実食レビュー!
ご覧の通りの、「中吉」でした。(笑)
まあ、そんなことは良いのですが、まるでインスタントコーヒーのような顆粒状のおしるこに、シート状のお餅が二枚入っていましたよ。
カップの内側には、「お湯はここまで」の印が見えますね。
さっそく、熱湯を注ぎます。
「わぁーなんか薄そうだなあ。」と思いつつも、まずはお餅を持ち上げてみましたよ。
案の定、こんな感じの薄いお餅です。口に入れれば、確かにお餅ですが・・・・。
「なんか口にひっかかった?」くらいの印象だと思ってみてください。(笑)
お値段がお値段ですから、文句は言えませんね。(言ってるやん)
肝心のおしるこの方も、混ぜ混ぜしましたが、やはり薄そう。
もともと、おしるこですから、つぶ餡のように、つぶつぶ感などあるわけもない。
味はココアだけど、薄いココアにがっかりするように、味はおしるこですが、ちょっと期待外れです。
ぜんざいじゃないんだから、おしるこなんだから。
そう自分に言い聞かせながら、暫く熱いので、置いておくと、底の方はなんとなくドロドロしてきたような気がしますよ。
でも、冷めるじゃないか。(笑)そんな感想です。
商品名 | 井村屋、カップおしるこ |
価格 | 118円(税込み) |
内容量 | 40g |
カロリー | 153kcal |
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井村屋の抹茶おしるこを実食レビュー!
はい、今度は「末吉」で~す。(笑)
お餅は一つになりました。が、少しは厚くなってますね。
同じように、お汁粉の部分は顆粒状です。
熱湯を注いだあと、今度は念入りに混ぜてみましたよ。
「熱湯を注いで、一分で出来上がり。」と書いてありますが、30秒以上は混ぜました。
すると、気持ちだけ少々とろみも出たような気がします。
混ぜているあいだ、抹茶の良い香りに包まれます。(笑)
宇治抹茶使用とあるので、抹茶好きなら、嬉しいですよね。
先ほどのプレーンなおしるこよりは抹茶味が効いているので、甘い抹茶を頂いているような感じになります。
お餅も、薄いのが二枚よりは、こちらの方がまだ良さそうですね。
同じカップシリーズなら、こちらをおすすめします。
商品名 | 井村屋、カップ抹茶おしるこ |
価格 | 118円(税込み) |
内容量 | 30g |
カロリー | 116kcal |
はごろもの「レトルトシリーズ」は、こんな商品
アルミパウチに入ったレトルトなので、よりリアルな仕上がり。
沸騰したお湯に袋のまま入れて、3~5分温めるか、電子レンジで1分半~2分、チンして温める。
冬なら、これで温かい和スイーツですが、夏でも、そのまま冷やせば冷たいスイーツが出来上がり。
製氷皿に入れて、凍らせれば、あずきアイスになるというもの。
小豆の本物感は、インスタントとはやっぱり違います。
ただ、カップに入っていないので、さすがにパウチのまま食べるのは、ちょっと。
お椀が必要なのは仕方ありませんね。
はごろものおしるこを実食レビュー!
温めて、お椀にあけると、こんな感じです。
量が少なく見えるのは、井村屋のカップより、大きな椀ですので、念のため。
先ほどのインスタントよりも、もちろん濃厚さ、トロトロした感じは全く別物です。
こちらの商品の名前は、「こしあん好きの」おしるこでしたよね?
ん??なぜに粒が入っているんだろう。
もともと、「ぜんざい」と「おしるこ」の区別の仕方が関係してくるようですよ。
はごろもさんでは、粒がしっかりと残ったつぶあんをさらっとした口当たりにしたものが「ぜんざい」。
こしあんベースにちょこっと小豆の粒を混ぜることで、食べ応えを出した、濃厚でなめらかな口当たりにしたものが、「おしるこ」という定義らしいです。
このことについては、色々と物議を醸しているらしく、はごろもさんでは、当初は入れていなかった、「粒入り」という文言を、途中からパッケージに入れるようにしたとか。
これで、こしあん好きの人にも、理解を得ることが出来たのでしょうか。
でも、このおしるこの中のあずき粒は、それこそ舌でつぶれるほどの柔らかさですから、きっとこしあん好きでも納得できるのではないでしょうか。
甘さも控えめ、トロトロした濃厚さに、あずき粒も入って、かなり食べ応えがあります。
しかも、小豆は北海道十勝産のあずきです。
私はとくに「おしるこ派」でも、「こしあん派」でもありませんが、このなめらかな小豆の食感は、なかなかイケるのではないかと思います。
お正月にお餅が余れば、これに絡めて、あんころ餅風にもなりそうですよ。
是非お試しください。
商品名 | はごろも、こしあん好きのおしるこ |
価格 | 100円(税抜き) |
内容量 | 160g |
カロリー | 181kcal |
はごろもの栗ぜんざいを実食レビュー!
お椀に入れた感じは、おしることあまり変わらないようです。
が、スプーンを入れてみると、こんな感じです。
小豆の粒がどっさりですね。
お汁の部分がサラサラしているのがわかるでしょうか。
先ほどのおしるこのドロドロした濃厚さとは、まったく違います。
まるで、飲み物のようなサラサラした液体に、つぶあんが沢山入っている感じ。
なにせ、「つぶあん好きの、栗ぜんざい」なのですから。
パッケージのような綺麗な黄色の栗ではありませんが、小豆の粒に混じって、栗の姿も見えます。
スプーンですくって、口に入れると、サラサラとした小豆のお汁と、これまた舌でつぶせるほど柔らかく煮られた小豆が混ざり合って絶妙なバランスになっています。
ドロドロとしたおしるこが良いか。サラサラとしたお汁と粒あんの混ざる食感が良いか。
これは好みの違いかもしれません。
一粒入った栗も、本当に柔らかくて、美味しくいただきました。
栗は、入っていても入っていなくても値段に変わりはありませんので、栗入りをおすすめします。
焼きたてのお餅を入れ、じゅわーっとお餅を浸しながら食べたいですね。
商品名 | ほごろも、つぶあん好きの栗ぜんざい |
価格 | 100円(税抜き) |
内容量 | 160g |
カロリー | 200kcal |
まとめ
今回は手軽に食べられる、冬にぴったりの和スイーツ、「ぜんざい」と「おしるこ」に着目しました。
小豆では有名な井村屋さんのカップシリーズの二種類のおしるこ。
そして、缶詰で有名なはごろもフーズのレトルトシリーズのおしるこ、ぜんざい。
この4品を比べてみましたよ。
カップシリーズは、カップがついているので、熱湯を注げばあっという間に出来上がりますが、顆粒状にしてある、肝心の餡の方はいまいちな食感でした。
ただ、アウトドアで手軽に温まりたいなら、カップが便利です。
一方、レトルトシリーズの方は、かなりのリアル感があり、手頃ながら、本格的な味が楽しめました。
お椀に移し替えて食べる必要はありますが、同じお値段で、味を追求するなら、レトルトシリーズをおすすめします。
みなさんも、寒いこの季節、お家で手頃に和スイーツを楽しんでみませんか?