所狭しと並ぶスイーツの種類の多さ。
銀座に本店を置く、BOUL’MICH(ブールミッシュ)の売り場です。
良く見ると、数々のモンドセレクション受賞作品があちらにも、こちらにも。
自信作があふれんばかりに並んでいますよ。さて、そのお味は?
見出し
BOUL’MICH(ブールミッシュ)は洋菓子製造販売のお店
(出典 ブールミッシュ公式ページ)
ブールミッシュは、昭和48年3月3日に創業し、銀座に本店を置く、洋菓子製造販売のお店です。
フランス菓子を基調として、新しい洋菓子を作り、夢や楽しみのある食生活に貢献しようという会社です。
「ブールミッシュ」とは、フランスのソルボンヌ大学のある、若者たちの集う大通り「ブールバール・サンミッシェル」を縮めた呼び名だそうですよ。
創業者である、吉田菊次郎さんが、パリで修行時代の思い出深い通りの名前でもあります。
もともとは、1973年に渋谷に店を構えたのが始まりでしたが、本格的なフランス菓子の店として、2004年に銀座に本店をオープン。
数々の賞を取る、スイーツを開発製造しておられます。
特に焼き菓子部門は、受賞作のお菓子が多くあり、とりわけ「トリュフケーキ」「ガトー・オ・マロン」はお店でもおすすめの焼き菓子ですよ。
(出典 ブールミッシュ公式ページ)
お店の一番目立つコーナーに、どーんと置いていましたので、思わずゲットしてしまいました。(笑)
世界をうならせる美味しさとは、どんなものなのでしょうか。気になります。
【レビュー】ブールミッシュ「トリュフケーキ」を食べた感想。
トリュフケーキは、世界食品コンテスト、2017年モンドセレクションにおいて、20年連続最高金賞受賞作品です。
しっとりと焼きあがった生地の中に美味しさが閉じ込められた逸品だということです。
なんと、ショコラ生地の中にまるごと一粒の、濃厚なトリュフ・オ・ショコラを入れてあります。
容器を取り除き、お皿にのせてラップし、レンジで15秒ほど温めると、中のトリュフチョコレートが溶けだし、より一層美味しく召し上がれるとか。
これは、試してみたいですね。
ということで、レンジで温めてみましたよ。
とろりと溶けだしたトリュフは原型をとどめていませんが、まるでフォンダンショコラのよう。
トリュフは、もはやトリュフソースに変身しています。
ふんわりしっとりしたショコラ生地と、ビターなトリュフソースの味が、大人っぽいケーキです。
生地の上部の方も、まるでチョコレートそのもののようなしっとり感があり、形はカップケーキのようですが、全くの別物ですね。
ねっとりと舌にからみつくようなチョコレート生地の濃厚さが、くせになるケーキですよ。
温めて出すという、この斬新なアイデアは、おもてなしの際にも、きっと喜ばれるのではないかと思います。
生クリームなどを添えると、ちょっと優しい味わいも楽しめそうですね。
おすすめのケーキです。
一個230円(税抜き)
スポンサードリンク
【レビュー】ブールミッシュ「ガトー・オ・マロン」を食べた感想
ガトー・オ・マロンは、2017年モンドセレクションにおいて、15年連続最高金賞受賞作品です。
マロンペーストに、甘露煮の栗を細かく刻んだもの、そしてマロングラッセを丸々一粒と、合計三種類のマロンを閉じ込めて焼き上げた逸品です。
マロンの味わいをとことん追求した、三種類の栗を同時に楽しめるという贅沢なケーキです。
こちらは、容器を取り除いてオーブントースターで表面をカリッとお好みの焦げめになるまで焼いて頂くと、ホックリとした焼き栗の味わいになるそうです。
ちょっと焦げ目のあるくらいが美味しそうです。
割ってみると、このような感じです。
底の方にマロングラッセが見えますね。
焼いたことで、表面はカリッと中はホックリ仕上がりました。
甘露煮の栗そのものは、かなり細かく刻んでいるのか、あまり存在感はないのですが、栗の持つ風味は十分に感じられますよ。
底のマロングラッセは、柔らかく濃厚で、洋酒の香りとマロンのまろやかな風味が楽しめます。
この値段なら、大満足なケーキだと思います。
一個230円(税抜き)
【レビュー】ブールミッシュの「ヌーヴェルガレット」を食べた感想
同じく、2017年モンドセレクションにおいて、最高金賞を受賞した焼き菓子、ヌーヴェルガレットをご紹介いたします。
マカダミアナッツとカリッとした食感のザラメがアクセントのクッキータイプの焼き菓子です。
バニラとチョコの2つのテイストがあります。
私はバニラを選んでみましたよ。
ざっくりとした、ぶ厚めのガレットは、口に入れると、予想よりもはるかに軽い歯ざわりです。
空気を沢山含んでいるのか、まるでラングドシャのような軽さ。
中に入っているマカダミアナッツの香ばしさに加えて、バターの芳醇な香りと、バニラの風味がたまりません。
ザラメの食感もありますが、ところどころ塩味も感じられて、バランスが良い旨みになっています。
これは、とまらない美味しさですね。
ちょっと期待以上の味に、びっくりしました。
是非お試しいただきたい一品ですよ。
一個150円(税抜き)
ブールミッシュのその他のおすすめスイーツ5選
シブースト
(出典 ブールミッシュ公式ページ)
シブーストとは、創業者の吉田菊次郎が在仏修行中、150年ぶりに発掘再現した宮廷菓子の一つ。
お店の看板スイーツの一つでもあります。
名高い宮廷職人であったシブースト氏の書き残したレシピは、1840年頃、パリのサントノーレ通りにある洋菓子店で評判だったもの。
パイ生地の上にバターでソテーしたリンゴをのせ、独特のカスタードクリーム(クレーム・シブースト)を敷き上面をカラメル状に仕上げたものです。
最近はどこの洋菓子店でもよく見かける「シブースト」ではありますが、ブールミッシュのシブーストは本格派というわけです。
オンラインショップでは、そのシブーストを瞬間冷凍したものが届けられます。
一個 1620円(税込み)
焼シブースト
(出典 ブールミッシュ公式ページ)
生菓子の「シブースト」の風味をそのままに、美味しさを長持ちさせたいとの思いから生まれた焼き菓子です。
生地にはアーモンドを使用し、「シブースト」を口にした時に味わうリンゴ・ミルク・卵の風味を再現しています。
しっとりとした仕上がりの焼き菓子になっていますよ。
ひと箱(5個入り)864円(税込み)
ガトー・スフレ
(出典 ブールミッシュ公式ページ)
「ふくれる」という意を持つスフレ。フランスの銘菓でもあります。
ブレンドしたまろやかなチーズを使ったフロマージュと、スイートチョコレートを使用したショコラの二つの味があります。
しっとり、ふっくらとしたソフトな食感が決め手のスイーツです。
ひと箱(5個入り)540円(税込み)
マカロン
(出典 ブールミッシュ公式ページ)
中はしっとり、とろけるクリームをサンドした色とりどりの5種類のマカロンです。
- フランボワーズ(ほのかな酸味と甘みの絶妙な味わい)
- ヴァニーユ(バニラの香りとバタークリームのくちどけ)
- シトロン(レモン果汁を効かせた爽やかな酸味)
- ショコラ(ビターチョコレート味のクリーム)
- ピスタチオ(香り高いピスタチオのコクある味わい)
フランス菓子といえば、マカロンは外せない味ですね。
サックリ、しっとりのマカロンと、クリームの味わいが絶妙な美味しさです。
ひと箱(5個入り)1080円(税込み)
ギモーヴ
(出典 ブールミッシュ公式ページ)
最近は珍しくなくなってきた、ギモーヴです。
フランス菓子のマシュマロですが、濃縮された果汁の美味しさと口どけの良さが自慢のブールミッシュのギモーヴです。
なんと10種類もあるのですよ。
- パッションフルーツ(高貴な香りと上質な甘さが魅力)
- フランボワーズ(優れた風味と甘み、爽やかな酸味が合体)
- マンゴ・アルフォンソ(マンゴを使った濃厚でトロピカルな味)
- ライム(ライム独特の酸味と苦みに似た風味が特長)
- 青りんご(爽やかな酸味のグラニースミス種を使用)
- ブルーベリー(ジューシーな甘みと酸味を閉じ込めた味)
- 苺(ジューシーな苺にフランボワーズを隠し味に加えたもの)
- アプリコット(爽やかな酸味が特長)
- シークヮーサー(沖縄県大宜味村のシークヮーサーを使用)
- 白桃(フルーツの本来の味わい・香りが魅力)
フレッシュな味わいが自慢です。マシュマロとはまた違ったみずみずしさが味わえますよ。
お店情報
住所:東京都中央区銀座1-2-3
電話:03-3563-2555
営業時間:10:00~21:00(平日)10:00~20:00(土日祝)
その他の店舗はこちら
まとめ
フランスで修行を重ねた創始者が、懐かしい街に思いをはせながら、作るフランス菓子のお店。
伝統のシブーストから、斬新な焼き菓子まで。
その技術の高さは、長年に渡る最高金賞受賞という名誉に表されているようです。
私の買ったケーキやガレットは、どれも絶品でした。
次はぜひシブーストを頂いてみようかと思います。
北海道から沖縄まで店舗は沢山ありますので、皆様も是非試してみてください。