菓匠、清閑院が、春のスイーツとして販売しているのが、この「京てまり」です。
中には、かわいい「てまり」のようなゼリーが入っているのですよ。
パッケージも、白とピンクの二色から選べます。
プレゼントにすれば、喜ばれること間違いなし!?
しかも、インスタ映えするから、友達にも自慢できそうなお菓子ですよ。
見出し
京都の菓匠「清閑院」のコンセプト
京都の和菓子のお店、「菓匠 清閑院」。
はっきり言うと、老舗ではありません。
創業は、1988年という、京都ではきっと新人さん。(笑)
名前が、なんとなく老舗っぽいだけです。(老舗っぽい?)
とにかく、こちらのお店は、若いお店ではありますが、コンセプトは、和菓子の基本である「餡」にこだわっていること。
単に「餡」と言っても、豆の指定から、作り手の技術や炊き方へのこだわりがあります。
そして、こだわった「餡」にあった素材との組み合わせによって、お菓子の種類などの見極めまでが出来て、やっと完成品とされるわけです。
また、四季の移ろいによって、選ばれる「餡」も変わってきます。
春なら、「うぐいす餡」。夏なら、「ずんだ餡」「抹茶餡」。
秋は「栗あん」「芋あん」。冬は「柚子あん」「黒豆餡」などなど。
菓匠清閑院では、そんな日本の自然や風土・風習により育まれてきた「四季」に合った、最も美味しい「あん菓子」を目指しておられるそうです。
和菓子は見た目も大事。
素朴なお菓子もステキですが、清閑院さんのお菓子は、美しいものも多いですね。
食べるのがもったいないような美しいお菓子も魅力的です。
菓匠「清閑院」の京てまりを実食レビュー!
出典:新宿スイーツサイト
ころんとしたフォルムが可愛すぎるゼリー菓子ですよ。
8種類の味、8種類のカラーで、心はずむ和菓子ですね。
気になるラインナップは、
- さくら
- レモン
- ぶどう
- 桃
- 青うめ
- あんず
- いちご
- ラムネ
となっています。
それぞれの素材に合わせた可愛い色で、どれから食べようかと迷ってしまう、楽しみがありますね。
さくら
ころんとした桜色のゼリーです。
外側は、お砂糖がコーティングされているので、シャリっとした硬めの食感。
そして、中はゼリーというよりは、寒天のさらりとした食感ですよ。
これは、「艶干羹」というものらしいです。
寒天を用いた、和風のゼリービーンズのようなイメージですね。
外見の桜色に違わず、桜の葉の香りがちゃんとします。
てまりは、京都では、蹴鞠などの伝統行事にも出てくるもの。
そんな雅やかな京都らしいお菓子とも言えるわけですね。
ザクザクと食べ進み、中の寒天は甘さ控えめで、次から次に頂けてしまいます。
レモン
お次はレモンです。
特にパッケージを開けただけでは香りは感じません。
が、口に入れた途端に、レモンのほど良い酸味と、柑橘の爽やかな香りに包まれます。
さして酸味がキツイわけではありませんので、すっぱいのがダメな人でも大丈夫ですよ。
嫌みなほどレモン味というお菓子もありますが、まったく自然な味になっています。
葡萄
濃い葡萄色が素敵な「艶干羹」ですね。
シャリっとしたお砂糖のコーティングの食感は変わりませんが、ちょうど葡萄の実の大きさなので、葡萄は、このお菓子にぴったりの素材なのかも。
酸味はほとんどなく、ちょっと赤葡萄酒のような芳醇な香りが漂います。
甘さ控えめで、もちろん洋酒など入っていませんから、子どもでも大丈夫ですよ。
桃
可愛い桃色は、桜のピンクとはちょっと違う、オレンジの混ざったようなピンクですよ。
お味は想像通り。
桃の良い香りが鼻に抜け、優しい桃の味がたまりません。
美味しいのと、あっさりしているので、次々食べてしまいます。
青うめ
ちょっとくすんだような青うめそのままの色味です。
口に入れると、とってもいい香り。
青うめのエキスが口の中に広がって、少しだけ酸っぱい。
これは、美味しいですね。
これだけ単品で売って欲しいほど。(笑)
良いお味です。おすすめします。
あんず
オレンジ色なので、最初はみかんかと思いました。
が、これはあんずですよ。
あんずと言うものは、日本ではあまり生で頂く機会がないのですが、アメリカでは、「アプリコット」として、普通に食べられています。
日本だと、あんずジャムや、あんず酒などに加工されていることが多いですよね。
実際には、日本のあんずは、西洋のアプリコットとは少々品種が違うようですが。
とにかく、この「艶干羹」のあんずの味は、どちらかというとあんずジャムに近いのかも知れません。
いちご
真っ赤ないちごの登場です。(笑)
いちご味というのは、スイーツでは定番中の定番。
しかして、その味はかなり調整が難しいのかと思います。
こちらのいちご味も、想像していたよりもずっと「生いちご」からは離れていました。
ほんのりとしたいちごのイメージはあるけれど、その酸味や香りは、イマイチはっきりしていない感じ。
いちごの味はきっとハードルが高いのだと思いますね。
でも、もう少し頑張って頂きたい。(笑)
ラムネ
楽しみにしていたのは、このラムネです。
薄い、空のようなブルーがなんとも良い感じですよね。
口に入れると、ラムネの爽やかな香りがしますよ。
ちょっと甘さが気にはなりましたが、香りは、想像通りです。
これだけ、シュワシュワしていたら、もっと嬉しかったかも。
贅沢でしょうか。(笑)
一袋(8個入り)864円(税込み)
スポンサードリンク
菓匠「清閑院」の端午の節句の商品は?
出典:菓匠「清閑院」公式ページ
もうすぐ端午の節句です。
菓匠「清閑院」でも、端午の節句にちなんだお菓子を販売しています。
さて、どんなお菓子があるのでしょうか。
創作羊羹「彩むらさき」
出典:清閑院オンラインショップ
錦玉羹で作った花菖蒲に、三層に重ねた白羊羹と抹茶羊羹、小豆羊羹。
風薫る初夏のころを表した創作羊羹です。
一輪の花菖蒲が印象的なお菓子ですね。
一切れの羊羹に、情景が映し出されて、おもてなしに出されると、格が上がりそうですよ。
一本918円(税込み)
花菖蒲
出典:清閑院オンラインショップ
今度は、お菓子そのものが、花菖蒲になったもの。
その形状を上手く見立てて、作られていますね。
お花の花芯が、ほんのり黄色くて、可愛いお菓子です。
花芯の部分は、ゆず香るわらび餅になっているようですよ。
そのわらび餅を、白羊羹と、小豆羊羹の二層の羊羹で包み込んであります。
凛と花咲く花菖蒲の姿そのままに。
柚子のわらび餅の香りも良い和菓子なのではないでしょうか。
一個173円(税込み)
山の緑
出典:清閑院オンラインショップ
よもぎを練り込んだ求肥が真ん中に見えますね。
ふんわりとしたよもぎのつやぶくさで、小豆の粒あんとよもぎの求肥が包まれています。
これは、美味しいに違いない。(笑)
山の新緑が萌えだした今のころに最適なお菓子ですね。
食べてみたいです。
一個195円(税込み)
清閑院の新商品「薫り花」
母の日にぴったりのお菓子が、清閑院から出ています。
それが、こちらの「薫り花」です。
ほんのりとした桃風味のゼリーに、花びらに見立てたサクランボ風味の寒天を散らし、ゼリーの葉っぱを仕込んであります。
まるで、ゼリーのドームに閉じ込められたお花のような可愛さ。
喉が通りにくくなったお年寄りにも、これなら喜ばれますね。
ふんわり良い香りの、のど越しの良いお菓子です。
一個303円(税込み)
お店情報
住所:京都市東山区四条通大和大路東入祇園町南側572番2
電話:075-741-6634
営業時間:11:00~20:00(年中無休)
まとめ
京都の清閑院は、京都のお店としてはまだまだ新しいお店です。
「餡」にこだわり、季節に応じた綺麗なお菓子を次々と発売されているお店ですよ。
今回は新しいお菓子を中心にご紹介しましたが、伝統的なせんべいや、栗まんじゅうなども手掛けます。
清閑院のお菓子を、是非お試しくださいね。