出典:瀬戸内Finderサイト
香川県の西端、観音寺市にある、観音寺は、四国八十八か所霊場六十九番札所にあたる真言宗のお寺です。
お遍路さんが行き交うところではありますが、一般の観光客も多く、賑わいのある街ですよ。
そこでしか出会えないお饅頭が、「観饅」(かんまん)の呼び名で地元でも愛される「観音寺饅頭」なのです。
今回は、そんな香川のお菓子に迫ってみたいと思いますよ。
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香川の「白栄堂」は明治35年創業のお店
出典:瀬戸内Finderサイト
「白栄堂」は、明治35年創業のお店です。
現在は4代目がお店をされているようです。
この大人気の「観音寺饅頭」は、4代目が生まれるのに合わせて開発した商品とのことで、先代の思い入れの深いお菓子だそうですよ。
今では珍しくありませんが、ちょっと洋風なお饅頭。
イメージ的には、「博多通りもん」と、ちょっと似ています。
老舗の和菓子屋ではありますが、「白栄堂」さんは、実はケーキやマドレーヌなども作るお店でもあります。(だから、洋風なのかしら)
しかも、「観音寺の人に喜んでもらえる観音寺のお菓子」として、品質を守るため、目の届くエリアでしか販売しないというこだわりです。
現在は、柳町本店と、吉岡支店、近くのキヨスクと高松道豊浜サービスエリアなどで売っています。
JR高松駅や、高松空港でも販売をすすめられるそうですが、頑として卸さないとか。(笑)
これは、相当貴重なお菓子ですよ。(笑)
四国「白栄堂」の観音寺饅頭ってどんな饅頭?
こちらのお店のロゴにも使われる、この「寛永通宝」の銭形砂絵でも有名な観音寺市です。
お饅頭の表面に刻印された銭形マークは、観音寺市の象徴として、愛着の深いものです。
小麦粉、砂糖、卵、バター、マーガリン、牛乳といった素材の生地に、卵の入った黄味あんが入っています。
風味の良い饅頭は、大人気なのに、あちこちで売っていない。
帰りに買おうと考えていた人も、まさかの誤算で、見つけることが出来ないことが多々あるそうですよ。
「観音寺饅頭は、どこで買えるんですか?」とよく聞かれるそうですが、いまのところ、ホームページもなく、ネット販売の予定もありません。(涙)
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白栄堂の「観音寺饅頭」を実食レビュー!
ふんわりとした表面は、ちょっとしたことでも傷つくような、超ソフトな生地ですよ。
どちらかというと、餡が包まれているというよりも、挟まれているような感じです。
口に入れると、バターの風味とコク、卵の味わいがダイレクトに感じられます。
とにかく、あっという間に溶けてしまうから、歯がいらないくらい。
中の黄味あんも、上品な味わいで、甘さ控えめ。
誰にでも愛される美味しさのお饅頭ですね。さすが。
一度買ったら、また買いたくなるお饅頭かもしれません。
でも、買えない。(遠いから)
これはもう、近くに住む知り合いに頼むか、それとも、香川にGO!!
香川のお母さんは、都会に出た子供に送る宅配便に、そっと忍ばせることもあるそうですよ。
箱を開いた子供が、「観音寺」を思い出す。(ええ話やなあ)
紅茶やコーヒーにも良く合う、美味しいお饅頭ですよ。
なんとこの「観音寺饅頭」は、お店の売り上げの5~6割を占めるとか。
この味を、是非ともお試しいただきたいものです。
ひと箱(5個入り)515円(税込み)
白栄堂で買える洋菓子について
出典:食べログサイト
白栄堂の吉岡店では、洋菓子も各種揃っています。
生ケーキの他、タルトやクッキーなども豊富です。
もちろん、イートインも出来ますよ。
こんなに沢山のケーキやプリンがのっているプレートもあるんですね。(絶対、行きたい)
口コミを見ると、ケーキは通常の三分の一程度の大きさながら、かなりのボリューム。(画像の通り)
古民家風の店内もいい雰囲気だそうですよ。
その他にも、ぜんざいにあんみつ、珈琲ゼリーも。
夏はかき氷もあるとか。
ケーキプレート550円
ぜんざい、あんみつ500円
お店情報
住所:香川県観音寺市観音寺町甲1125-7
電話:0875-25-3888
営業時間:9:00~18:00(木曜定休日)
香川に行ったら買うべきお菓子
くつわ堂の「瓦せんべい」
出典:くつわ堂公式ページ
明治10年に、さぬき三盆白として有名な最高級の砂糖を入れた玉藻城の瓦に似せたおせんべいを売り出したのがはじまり。
今も愛され続ける「くつわ堂」の名品です。
素朴ながら、さぬき特産糖の持ち味が、堅焼きの香味と溶け合い、香り高いお煎餅になっています。
ひと箱(6枚入り)378円(税込み)
熊岡菓子店「角パン」
出典:ことりっぷサイト
歯ごたえ、味ともにちょっと他では類をみない堅パンは、理想的な軍用の食糧として考案されたものらしいですよ。
「歯が折れそうなくらいの堅いパン」としてメディアでも取り上げられることが多いとか。
根気よくかみかみしていると、徐々に美味しさが広がるとか。
三重県の伊賀でも、伊賀焼なる堅焼きせんべいがありますが、そんな感じなのでしょうか。
堅さ比べしてみたいような、したくないような。(笑)
「石パン」なる四角いのは、びっくりの堅さらしいですよ。
100g180円(税込み)
三谷製糖「和三盆」
出典:三谷製糖公式ページ
和三盆と言えば、高級なお砂糖。
上品な和菓子には欠かせない食材ですね。
お菓子づくりするわけではありませんが、ちょっと気取ったデザートに仕上げるときのために、なぜかうちでも常備しています。(笑)
三谷製糖は、文化元年(1804年)創業。
当時まだ薩摩の黒糖しかなかった時代に、八代将軍吉宗が奨励、平賀源内が砂糖づくりを研究したとされています。
その後、幾多の困難を経て、サトウキビから作られた和三盆が完成。
そして、日本独特の和三盆のお菓子が誕生しました。
この伝統のお菓子を守り、発展させようと、「讃岐三盆糖保存会」が作られ、支援しているそうですよ。
型抜きにより、四季折々の日本の美しさを表した「和三盆」のお菓子を是非どうぞ。
花づくし桜、ひと箱(6個入り)540円(税込み)
名物かまど「名物かまど」
株式会社名物かまどの、「名物かまど」(笑)
ちょっとややこしいですが、店名がそのまま商品名になっています。
出典:名物かまど公式ページ
全国的に有名な「名物かまど」は、創業昭和11年。
80有余年、愛され続ける銘菓「名物かまど」には、心の菓子造り、心のサービスをモットーとする会社の心があります。
遠い昔に、讃岐の国で、かまどを用いた製塩の業にちなんで造られたお菓子です。
厳選した白いんげん豆(手亡豆)と県産地卵をふんだんに使った、黄味あんが決め手。
優しい風味の生地で包んだ、極上の黄味あんが、評判の一品です。
ひと箱(12個入り)1015円(税込み)
5月12日から、季節限定の「新茶かまど」を販売中ですよ。
地元高瀬銘茶の粉末を生地と餡にふんだんに使用したもの。
餡にはさらに一番茶の茶葉を練り込んであります。
初夏しか味わえないまろやかなかまども、どうぞ。
ひと箱(6個入り)720円(税込み)
香川のお土産といえば、先日ご紹介した志満秀(しまひで)のえびせんべいも、その一つ。
香川に行ってみたいですね。
まとめ
四国のお土産、香川県観音寺市に行かないと買えない「観音寺饅頭」を、幸運にもゲットしましたよ。
お店が限定され、なかなか手に入らないお菓子となれば、なおさら食べたい。
今回は、その評判通りの美味しさに、納得です。
「観音寺饅頭」の「白栄堂」はカフェもあり、洋菓子も食べられるそうで、ますます行ってみたいお店ですね。
香川には、そのほかにも珍しいお菓子が沢山ありますよ。
四国に行かれた方は、是非とも手に入れてくださいね。