出典:一六本舗公式ページ
「一六本舗」と言えば、「一六タルト」。
全国的な知名度を誇るお菓子ですよね。
四国特産の柚子と、白双糖を加えたこしあんを、やわらかなスポンジで巻いた風味豊かな味わいのお菓子です。
私の知っている「一六本舗」のお菓子は、「坂の上の雲」と、「一六タルト」だけ。
今回出会った、「伊予柑マドレーヌ」など、まだまだ美味しそうなスイーツは沢山ありそうですよ。
順次ご紹介いたしましょう。
見出し
一六本舗は愛媛にあるお菓子店
もともと、タルトは、久松家初代松山藩主・松平定行公が、ポルトガル人から教わったとされています。
出典:一六本舗公式ページ
そんな南蛮菓子タルトは、カステラの中にジャムが巻かれたものだったらしく、一六タルトは、それをアレンジしたものだと思われます。
その製法は後に久松家の家伝とされ、明治以降に松山の菓子司に技術が伝わり、四国の名菓となりました。
「一六本舗」は、創業1883年。
今も変わらぬ技術で、「一六タルト」をはじめ、和洋菓子、喫茶、レストランを営むお店です。
また、1991年には、GI(グループアイデンティティ)導入により、「ITMグループ」として、さらに事業を拡大されています。
一六本舗のおすすめスイーツ
出典:一六本舗公式ページ
一六本舗の看板商品である、「一六タルト」の中でも代表的なものが、ゆず味です。
柚子の効いたこし餡が、ふわふわのスポンジで巻かれていて、あっさりとした味わいが人気ですよ。
卵と砂糖と小麦粉だけで、食べ飽きないように、あえてバターや油は使用しないとのこと。
また、皮をむいた小豆を使用することで、口当たりがまろやかな餡ができあがります。
きめ細やかで、なめらかな食感の餡と、四国特産の柚子が合わさって、絶妙な味になるのですね。
しっとりと、水分が残るように強火でさっと焼き上げられた生地に、風味の良い餡が巻かれ、ふっくらとした仕上がりになっています。
さらに、熟練の職人が、切ったときに美しい「の」の字に仕上がるように、優しく手巻きしているとのこと。
その後、一晩寝かせて、馴染ませたあとに出荷されます。
一六タルトは、食べやすいように、包装する前にスライスされているのですが、これも細やかな心遣いですね。
あっさりとしたこし餡に、柚子の風味が良く合いますよ。
まだ召し上がったことが無い方は、是非どうぞ。
一個118円(税込み)
一六タルトには、その他に抹茶味と、甘夏味があります。
- 抹茶(生地にも餡にも福岡県の八女抹茶が入った、抹茶の風味や香りを十分に楽しめるタルトです)一個129円(税込み)
- 甘夏(愛媛県の甘夏みかんの果皮と果汁を使用したこし餡をみかん色に仕上げたやわらかい生地で包んであります。柑橘の香り豊かな期間限定のタルトです)一個140円(税込み)
甘夏みかんタルトは、2018年4月16日~8月31日までの限定品となります。
坊ちゃんだんご
出典:一六本舗公式ページ
以前、「一六本舗」の司馬遼太郎記念財団認定商品の「坂の上の雲」をちらっとご紹介しましたが、今回は、小説「坊ちゃん」にちなんだ「坊ちゃんだんご」ですね。
福岡県の八女抹茶をふんだんに使用した抹茶餡、卵黄をたっぷり使った黄味餡、そして、口当たりのやわらかい小豆餡で、柔らかいお餅を包んだものが、串刺しになっています。
桜、よもぎ、白の三色だんごは、ポピュラーですが、こんな三色も、ちょっと楽しみがあって、良いですよね。
一本108円(税込み)
こちらのおだんごシリーズには、「マドンナだんご」もあります。
- マドンナだんご(さわやかなイチゴ風味の洋風餡、乳白色で優しい味わいのミルク餡、コーヒーの香りがほどよく広がるカフェオレ餡と、かなり洋風ですね)
マドンナだんごがとっても気になります。是非とも食べてみたいです。
リーズナブルなのも嬉しい、お手軽スイーツです。
一本108円(税込み)
ゆずの雫
出典:一六本舗公式ページ
しゃりしゃりとした独特の食感と、宝石のような透き通った美しい「琥珀糖(こはくとう)」。
柚子の風味を生かして、ひとつひとつ丹念に乾燥させて作られています。
この味わいは日本古来の伝統的なもの。
四国特産の柚子の味が、爽やかな風味で、初夏にも合いそうですね。
キャンディーが苦手な人も、これならおすすめです。
可愛いコンパクトな容器に入っていて、ちょっとしたお土産にも喜ばれそうです。
ひと箱432円(税込み)
一六名物しょうゆ餅
出典:一六本舗公式ページ
今回、初めて知った「一六本舗」の味です。
松山市大街道で生まれた一六本舗の名物らしいですよ。
元禄のころに、桃の節句のおり、松山城下の武家や町家でお雛様に供えるために作られたとか。
皆さんはご存知でしたでしょうか。
ほのかな醤油と生姜の風味が広がる、かりんとうのようにも見えるしょうゆ餅ですね。
米粉と砂糖を混ぜて蒸し、醤油と生姜を加えて、再度蒸したものらしいです。
素朴な味わいのお菓子だそうですよ。
一個97円(税込み)
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一六本舗の「伊予柑マドレーヌ」を実食レビュー!
さて、今回私が手に入れたのは、このマドレーヌです。
「一六本舗」では、伝統的な和菓子から、このような洋菓子まで様々なお菓子を手掛けているのですね。
パッケージを開けると、マドレーヌというよりも、小さなさつま芋のような形をしたケーキですね。
かなり小ぶりだと思います。
パッケージから出すと、伊予柑の柑橘の香りがします。
卵の黄身の黄色さなのか、伊予柑の色味のオレンジなのか。
生地の色がオレンジにも近い黄色になっています。
そこに、伊予柑の果皮が結構入っているのが画像でわかりますね。
口に運ぶと、ほのかな伊予柑の良い香り。
しっとりとしたハチミツ入りのマドレーヌ生地とアクセントの伊予柑ピールの爽やかさが、印象的です。
濃厚な味わいのマドレーヌですよ。
苦めの珈琲に合いそうです。
一個110円(税込み)
一六茶寮で頂けるアートな新作
出典:一六本舗公式ページ
2018年5月26日より、一六茶寮(道後本館前店2F)にて、世界的に活躍されている垣本晃宏シェフパティシエ監修の、アートなスイーツが新発売されました。
「SHIRASAGI」と呼ばれる、このスイーツは、まるでアート作品のような美しさと、一口食べるごとに異なる美味しさを楽しめるようになっています。
薄いチョコレートで蓋されたガラスの器には、見た目も楽しい様々なスイーツが入っています。
これは、庭園を連想させる抹茶スイーツと、「道後夢菓子噺」が美しく並んだ、道後温泉に伝わる白鷺伝説を表しているそうですよ。
そこに温かなチョコレートソースを注ぐと・・・・・。
徐々に溶けだしたチョコレートのフタ。やがて、溶けだしたチョコレートは、お菓子の上に注がれることに。
興味のある方は、公式ページの動画をどうぞ。
価格:1080円(税込み)
一度食べてみたいですね。
お店情報(本店)
住所:愛媛県松山市勝山町2丁目8-1
電話:089-941-0016(お問い合わせ0120-161647)
営業時間:8:30~21:00
お店情報(茶寮)
住所:松山市道後湯之町20-17 一六本舗道後本館前店2F
電話:089-921-2116
営業時間:11:00~19:00(木曜定休日)
オーダーストップ18:30
まとめ
「一六タルト」でお馴染みの「一六本舗」。
銘菓「一六タルト」の深い味わいは、全国的な知名度と、人気があります。
が、知られざるお菓子も沢山あるようですね。
今回は、和菓子を中心にご紹介いたしましたが、洋菓子も沢山出しておられます。
一六茶寮のメニューも魅力的。
お近くの方は是非どうぞ。