出典:良好倶楽部サイト
世の中は、お抹茶ブームのように見えますが、徐々に増えてきている、「ほうじ茶」の波!!
お抹茶に飽きてきたかどうかはわかりませんが、その独特な香ばしさと、栄養効果に注目が集まっているようですよ。
京都のお茶の老舗でも、お抹茶スイーツよりも、あえてほうじ茶スイーツを選ばれる方が増えていると聞きます。
今回はそんな、美味しい「ほうじ茶スイーツ」と、不二家と伊藤園のコラボ商品「ほうじ茶ロール」を食べた感想もご紹介いたします。
見出し
お茶の種類と特徴
まずはお茶の種類や特徴を紹介します。
種類 | 特徴 |
煎茶 | 新芽を蒸した後、揉みながら乾燥させたもの |
深蒸し茶 | 普通の煎茶よりも蒸す時間が2~3倍長いもの |
玉露 | 新芽に覆いをかけ、直射日光を避けて育て、煎茶と同じ工程で仕上げたもの |
玄米茶 | 玄米を炊いて炒り、ほぼ同じ量の番茶や煎茶をブレンドしたもの |
ほうじ茶 | 番茶や大型煎茶を褐色になるまで強火で焙煎したもの |
茎茶 | 煎茶や玉露の仕上げ過程で、茎や茶軸を選別たもの |
抹茶 | 日光を避けて育てた新芽を、蒸した後揉まずに乾燥させ、葉脈を取り除いて石臼で挽き、粉にしたもの |
一般的には、このように分かれます。
ちなみに、紅茶は完全に発酵させたもので、ウーロン茶は半発酵、ほうじ茶は焙煎しただけで、発酵の工程はありません。
ほうじ茶の効能と効果
次にほうじ茶に含まれている成分や効果です。
テアニン効果
リラックス状態にいるときに、脳から分泌される「α波」を増やす効果があるとされるもの。
カテキン効果
糖質の吸収を抑えるとともに、体脂肪を燃焼する効果があるとされる。
ビタミンC
皮膚や粘膜の健康を維持する、美容効果があり、レモンの約5倍の含有量があるとされます。
ビタミンE
血行を良くする効能があり、細胞を活性化するとされます。
クロロフィル
腸を介した体調不良を改善し、体臭や口臭を抑制するといわれます。
私は、麦茶よりも、ほうじ茶が好きです。
お蕎麦屋さんなどでも、そば茶と共に良く出されるお茶ですよね。
その香ばしさが、コーヒーと繋がるイメージがあり、食後に頂くとホッとするお茶でもあります。
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おすすめの絶品「ほうじ茶スイーツ」
森乃園の「ほうじ茶羊羹」
出典:森乃園楽天ショップ
大正3年から続く、ほうじ茶の名店、「森乃屋」。
独自に加工した直火型ドラム式焙煎機でじっくりと焙煎されたほうじ茶を粉にして、たっぷりと使用した羊羹です。
色も味も濃いのが特徴だけれど、苦みは殆どなく、むしろ爽やかな甘味を感じるほどだと言います。
また、北海道産の白いんげん豆を使用し、ほうじ茶の風味を損なわないように作ってあります。
しっとりとした味わいで、あと口にほうじ茶の風味が残る羊羹だそうですよ。
ほうじ茶の好きな方には、たまらない逸品ですね。
1本2400円(税込み)
辻利の「ほうじ茶大福」
出典:辻利兵衛公式ページ
京都、辻利兵衛の「ほうじ茶大福」です。
口当たりのなめらかなクリームと、北海道小豆の生餡から炊いた黒糖餡を、やわらかい羽二重餅で包み、香ばしい炒りたてのほうじ茶をたっぷりまぶした大福です。
中のクリームにも、たっぷりとほうじ茶を練り込んであります。
ほうじ茶の香ばしさと、上品な餡が良く合います。
甘すぎず、お茶の味わいが口に残る、さっぱりといただける大福に仕上がっています。
1個216円(税込み)
中村藤吉の「ほうじ茶アイス」
安政元年(1854年)創業の中村藤吉。
歴史のある佇まいで、京都でも人気のお店です。
そんな老舗の味わいの「ほうじ茶アイス」があります。
濃厚でありながら、香り高くすっきりとした味が人気です。
ひと口食べると、ほうじ茶の香ばしさが口いっぱいに広がります。
シンプルに、ほうじ茶を味わいたい人のスイーツだと思います。
ひと箱(8個入り)3402円(税込み)
河越の「河越ほうじ茶ショコラテリーヌ」
狭山茶のルーツと言われる「河越茶」は、天下の茶どころ「名園五場」の一つだったそうです。
「名園五場」とは、人々が名をあげる有名なお茶の産地のこと。
武蔵河越は、山城、大和、伊賀、駿河などとともに、名をあげられていたところです。
そんな河越茶の煎茶を高温で焙煎し、カフェインが少なく、優しい味わいのほうじ茶を使用したショコラですよ。
河越茶のほうじ茶は、香ばしい香りと、すっきりした後味が特徴だと言われます。
買った方の口コミを見ると、しっとりとした食感と、とろける味わいが好評です。
結構甘めですが、凍らせて半解凍で食べると、甘さが気にならないとか。
香りが高いのも高評価でした。
1本2916円(税込み)
千紀園(せんきえん)の「宇治ほうじ茶ロールケーキ」
出典:千紀園楽天ショップ
江戸末期に創業した、京都の「千紀園」のロールケーキです。
京都、宇治ほうじ茶の香りをそのままに、ロールケーキに閉じ込めたような味わいだそうです。
生地に練り込んだほうじ茶の香りが、噛むごとに鼻に抜けるようで、心が落ち着くスイーツです。
フレッシュバターとお茶の絶妙なバランスで、どこか懐かしい、和む美味しさに仕上がっているそうですよ。
また、中に入っている丹波黒豆の食感と、独特の香りがアクセントになり、より美味しくいただけます。
お茶屋だからこその、素材の良さが感じられる「ほうじ茶スイーツ」ですよ。
1本1400円(税込み)
森森舎(しんしんしゃ)の「ほうじ茶ミルク金時」
隠れた逸品のご紹介です。
大阪、帝塚山にある、「森森舎」の「ほうじ茶ミルク金時」に、熱い視線が注がれています。
奈良の竹西農園さんの有機栽培のほうじ茶をたっぷり使用しているというもの。
その濃厚さが受けています。
甘さ控えめの自家製無農薬の小豆も、大人気。
一度食べてみたいかき氷ですね。
一杯700円(税込み)
住所:大阪市住吉区万代東1-3-14
電話:06-6696-6313
営業時間:10:00~18:00(不定休)
不二家の「ほうじ茶ロール」を実食レビュー!
スーパーで見かけたのが、こちらの「ほうじ茶ロール」です。
不二家と、伊藤園のコラボ商品?
パッケージには、伊藤園の一番茶粉末ほうじ茶使用とありました。
ロールケーキを包むセロファンが、いかにも不二家のカラーですね。(笑)
ちょっと「ほうじ茶」の色合いやイメージとは合わないような気もします。(汗)
小さめパックに、ロールケーキが3つ。
お昼替わりなら、一気に食べてしまいそうな量です。(私だけ?)
不二家のほうじ茶ロールを食べた感想
結構クリームが入っていますね。
外のほうじ茶生地もふんわりと柔らかですよ。
特にほうじ茶の強い香りはしません。
フォークで二つに切ってみると、こんな感じです。
厚みもありますので、クリームの量もなかなかのものです。
フワフワの食感で、生クリームの部分は、なめらか。
肝心のほうじ茶の風味は、そこはかとなく・・・・。
じっくりと味わわないと、わからないかもしれません。
甘さはしっかりめ。
「ほうじ茶」そのものに期待して食べると、ちょっとがっかりです。
もう少し渋みや香りがないと、ほうじ茶らしさが出ないと思わざるをえませんでした。
お店でも、「ほうじ茶ミルキークリームロール」が販売されているそうです。
こちらは、不二家らしい「ミルキークリーム」と、「ほうじ茶クリーム」のダブルクリーム仕立てのようです。
やはり、ほうじ茶の味わいは、後から追いかけてくる程度ではあるようですね。
「ほうじ茶ロール」ひとパック(3切れ入り)322円(税込み)
「ほうじ茶ミルキークリームロール」1本1080円(税込み)
まとめ
抹茶ブームの陰で、徐々に高まっているのが、「ほうじ茶スイーツ」です。
「抹茶」がキリリとした目の覚めるお茶の味わいだとしたら、「ほうじ茶」は、ホッとするような安らぎの味なのかもしれません。
お馴染みの不二家でも、伊藤園のほうじ茶を使ったロールケーキが発売されました。
今回は、美味しい「ほうじ茶スイーツ」もいくつかご紹介いたしましたよ。
「ほうじ茶」の味わいを是非見直してみていただければと思います。
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