【奈良】瀞ホテルのカフェで食べれる絶品のスコーンの食べてた感想

暑い夏は、どこか涼しいところへ行きたい。

吉野熊野国立公園内に、奈良・三重・和歌山にまたがる大峡谷(瀞峡 )があるのをご存知でしょうか。

古来からの絶景の地、瀞峡 (どろきょう)に、ぽつりと立っている旧瀞ホテルが、今はカフェになり、その素晴らしい景色を独り占めできるスポットになっているのですよ。

今回は絶景と共に、瀞ホテルのカフェで頂ける絶品のスコーンをご紹介したいと思います。

瀞峡 (どろきょう)は時空を超えた素晴らしい景勝地

奈良県と言っても、県庁所在地である奈良市は、ほんの小さな北部の一角だけ。

大半は吉野郡が占めているのですよ。

出典:吉野さいさいサイト

その中でも、日本で一番大きい村が十津川村です。

温泉が沢山あるのも魅力的ですが、風光明媚な観光スポットなのですよ。

星の村、「天川村」にも近く、夜空は満天の星

そして、瀞峡(どろきょう)はその雄大な景観の中、ジェットバスが行き交う素晴らしいところです。

何といっても美しい川の水が緑を写し込み、考えられないような綺麗な緑色をしているのです。

近くには、利用者人数の制限がある、ゆらゆら揺れるつり橋もあったりして、観て、感じて、体験できる観光名所になっています。

瀞峡に佇む瀞ホテルの歴史と今

出典:食べログ

瀞ホテルと言っても、普通のホテルではありません。

大正から昭和戦前期に建設された木造和風の素敵な建築物で、瀞の水面より15メートル上の崖の上に建つ、まさに断崖絶壁の城

大正6年に「あづまや」として開業し、当初は山で切り出した材木で筏を組んで運ぶ「筏師」(いかだし)のための宿だったとか。

その後、「招仙閣」と名を変えて、昭和初期には「瀞ホテル」という名称となったそうですよ。

当初は賑わった「瀞ホテル」でしたが、戦後は宿屋としての役目を終えて、後継ぎである現在のオーナーがカフェを営んでおられます。

2011年8月の台風12号で、この十津川村が大被害を受け、「瀞ホテル」も別棟が流されましたが、このことがきっかけで、再開を目指し、改修をかさねて、営業されているとの事です。

崖の上にそびえたつ木造和風のお城のような建物は、周りの山々や、眼下の透き通る川にも負けないほどの美しさ。

とにかくも、建物を見に行くだけでも相当値打ちがあるカフェなのですよ。

美しすぎる景観に佇む、素晴らしい建築物。

そこで、お茶するなんて、この上ない贅沢ですよね。

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瀞ホテルのカフェは自然のパノラマが望めるVIP席

玄関を入ると、靴を脱ぎ、旅館に入るような感覚。

私が行った時には、さほどお客が混んでおらず、通された奥のカウンター席は、景観がダイレクトに望める一等席でした。

カウンターの前は、そのまま窓。

ただし、普通の窓ではありませんよ。

大正時代は、ガラス製造の技術が足りなかった為に、ゆがみやゆらぎ、泡などの不純物が入っており、それゆえの美しいレトロ感のある景色が、窓を通して楽しめるのです。

レトロで美しい絶景を楽しみながら、ゆっくりとくつろげる瀞ホテルで、是非ともお茶してみて頂きたいと思います。

瀞ホテルの絶品スコーンを実食レビュー!!

メニューを見れば、スイーツらしいものは、このスコーンだけ。(笑)

あとは、オニオンとハムの入ったマフィンやハヤシライスと、各種ドリンクのみでした。

「もう少し甘い系のメニューが欲しいなあ」と、思ったものの、仕方なしにスコーンを注文してみました。

暫く待つと、自家製ジャムと共に登場したのが、このスコーンです。

これで一人前なのです。

二人で一皿と、銘々ドリンクを頼んだので、もしかしたら気を遣って、シェアしやすいように、小さなスコーンを4つにしてくれたのかと、少し戸惑いましたが、そうではなかったようです。(笑)

奇遇にも4つあったので、二人で丁度良い感じに分けることが出来ました

温めなおしてくれたスコーンは熱々で、とってもいい香り。

焼き菓子の香りは、気持ちを和らげてくれる魔法のようです。

いびつな形や大きさが、ホームメイド感覚で、お母さんの手作りのような温かさが感じられますよね。

奥の方にある、海苔巻おにぎりのような小ぶりのスコーンは、チョコレートチップのスコーンです。

表面にもチョコレートがそのままのせてあり、こんがり焼けて、少しチョコレートがとろけているところが、良い感じですよ。

さっくりとした食感と、バターの良い香り

そして、チョコチップのほろ苦さが、とても美味でした。

のせられたチョコレートが、ほんのちょっととろけたくらいになって、柔らかな食感が、スコーンの美味しさを引き立ててくれます。

焼きたてのようなさっくりとした外側の食感と、中のふんわり感がたまらない、カカオの香りも楽しめる、極上の味ですよ。

手前の方にあるのは、ちょっと大ぶりのプレーン味のスコーンです。

素朴ながら、しっかりとしたバター風味が濃厚なコクを感じられる味わいになっています。

もちろん、たっぷりの自家製イチゴジャムをのせて頂きました

イギリスでは、スコーンはクロテッドクリームと呼ばれる、バターよりあっさりした、生クリームよりも乳脂肪分が多いクリームを塗ったりします。

私も、スーパーなどで、クロテッドクリームを見かけると、ついつい買って、パンに塗ったりしています。

が、今回頂いたこのイチゴジャムも、スコーンにぴったりで美味しいこと。

つぶつぶ感もあり、ちょうど良い甘さと酸味のバランスです。

スコーンの香ばしさや、小麦の味わいにぴったりと相性の良いジャムになっていると思います。

美味しいジャムだったので、結構たっぷりと使いましたが、それでもまだジャムが余るくらい。

太っ腹な量が嬉しいですね。

今回、私はアイスコーヒーと一緒にいただきました。

サッパリとした、暑い日にもぴったりのおやつになりましたよ。

もちろんスコーンなので、ミルクティなども、ぴったりではないかと思います。

ホットだと、スパイシーチャイがあったのですが、あいにく暑い日だったので、ちょっとホットドリンクと一緒に頂く気がしませんでしたが。(笑)

自家製ジャムは、いちぢくや、梨、ブルーベリー、りんご、キウイなどもあり、それぞれ持ち帰り用が用意されています。

スコーンと一緒に持ち帰れば、良いお土産にもなりそうですね。

おすすめします。

お店情報とお値段

住所:奈良県吉野郡十津川村神下405

電話:0746-69-0003

営業時間:11:30~(売り切れ次第終了)(水・木曜定休日)

スコーン:1個150円(税込み)

ジャム各種:1瓶550円(税込み)

スコーン一皿(イートイン)600円(税込み)

まとめ

奈良県の最南に位置する十津川村は、大自然豊かな、日本一大きな村です。

そんな十津川村でも、秘境と有名なのが瀞峡ですよ。

瀞峡は、北山川の上流から奥瀞・下瀞に分かれます。特に下瀞は巨岩・奇石が並ぶ荘厳で美しい眺めになり、親しみをこめて、「瀞八丁」(どろはっちょう)と呼ばれています。

そんな奇跡の絶景を望みながら、美味しいスコーンが召し上がれるのが、旧瀞ホテルのカフェなのです。

本格的なスコーンは、こだわり素材を使った逸品ですよ。

店主の思いのこもったテイストは、きっといい思い出になること間違いなし。

自家製のジャムと一緒に召し上がれば、最高の味わいです。

オリジナルのスパイシーチャイや、各種ドリンクと一緒に是非どうぞ。

まだまだ暑さが続く中、特別な時間を過ごす贅沢を味わいに、足をのばしてみませんか?

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