山形といえば、きっと「さくらんぼ」のスイーツが多いのでは?
そんな風に安易に考えていた私でしたが、そうではありませんでした。
山形は自然豊かな、農業が盛んな土地柄、豊かな食材の宝庫となっています。
今回は、さくらんぼだけじゃない、山形の美味しいお土産スイーツを10選ご紹介いたします。
見出し
木村屋の「古鏡」(こきょう)は老舗の餡の神髄の味
出典:木村屋
創業明治20年に、山形県初のパン屋として創業された木村屋。
東京の銀座木村屋で修行した初代民吉がのれん分けを許され、屋号を「木村屋」にしたそうです。
創業以来つくり続けたその技術の粋である「餡」を使ったお菓子として、羽黒山の「鏡池」から出土された古鏡をかたどって製作されたお菓子です。
特製の餡に求肥餅を入れ、餡そのものの美味しさを十分に味わえる逸品となっています。
表面はさっくり、中はしっとりとした食感で、シンプルだからこその素材の良さが生きる味。
すっきりした餡の味が楽しめるそうですよ。是非お土産にどうぞ。
古鏡の販売店とお値段
住所:山形県鶴岡市山王町9-25
電話:0235-22-4530
営業時間:9:00~18:30(日曜は18:00まで)(不定休)
オンラインショップはこちら
1箱(3個入り)540円(税込み)
佐藤屋の「乃し梅」は歴史ある郷土の銘菓
出典:佐藤屋
山形では、のし梅を作っておられるお店は沢山あります。
山形藩主が長崎遊学中に中国人から伝授されたことから作られたものとされているようで、現在の形の「乃し梅」は創業文政年間の佐藤屋が元祖とされます。
完熟梅だけを使用し、砂糖と寒天・水飴だけのシンプルな素材で出来上がった「乃し梅」は、琥珀色が非常に美しく、健康食としても高い評価のあるお菓子です。
梅の酸味と、ほのかな甘みが爽やかな、上品な味わいのスイーツとして、喜ばれるお土産にも最適なスイーツですよ。
山形に行くなら、是非ゲットしたい逸品ですよね。
乃し梅の販売店とお値段
住所:山形県山形市十日町3-10-36
電話:023-622-3108
営業時間:8:30~18:00(元旦のみ休業)
オンラインショップはこちら (電話注文も出来ます)
1箱(10枚入り)1296円(税込み)
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まめやの「元祖富貴豆」は青えんどうの香り高い伝統和菓子
出典:まめや食べログサイト
青えんどうの甘納豆。
「ふうき」という名称は、製造過程で豆(グリンピース)を蒸かすということから「ふき豆」と言われたのが本来の意味だとされているそうです。
縁起良く充てた字が「富」と「貴」になり、「富貴豆」とされました。
こちらを初めて作り上げた「まめや」の当主は、元々は理髪店の主人だったものが、転職して富貴豆専門店となったとか。
一粒一粒皮むきして作り上げる、手間のかかる製法で作り上げられた「富貴豆」はホクホクしていて、しっとり感があり、青えんどうの旨味がじわじわと広がる逸品だそうです。
伝統の味を是非お土産にどうぞ。
富貴豆の販売店とお値段
住所:山形県山形市旅籠町1-5-11
電話:023-623-0554・FAX:023-634-8707
営業時間:9:30~18:00(木曜定休日)
電話・FAX注文のみ
1箱(275g)690円(税込み)
杵屋本店の「山形旬香菓」は果樹王国山形のこだわりフルーツの味
出典:杵屋
山形といえば、やはり果物のスイーツは欠かせません。
特にラ・フランスやさくらんぼは生産量日本一と言われます。
そんな瑞々しいフルーツを、一年を通して楽しめるゼリー菓子が「旬香菓」なのです。
平成6年には、全国菓子大博覧会にて、名誉総裁賞を受賞しています。
容器に入る目いっぱいの大きさで、ラ・フランスや桃は4分の一。
さくらんぼなら、4粒入れてあるという高級品ですよ。
まさに果物を味わうためのゼリーですね。
ちょっと高級品をお土産にとお考えなら、こちらをお勧めします。
旬香菓の販売店とお値段
住所:山形県南陽市宮内2650
電話:0238-47-2014
営業時間:8:30~18:30(不定休)
営業カレンダーをチェックください。
オンラインショップはこちら
1箱(6個入り)2060円(税込み)(組み合わせが選べます)
日本製乳の「おしどりミルクケーキ」は不思議な味わいの山形の代表菓子
出典:日本製乳株式会社
一度食べたら、忘れられない味わいの「ミルクケーキ」。
ケーキと言ってもケーキじゃない。まるで駄菓子。(笑)
正直に言うと、びっくりするような美味しさがあるものでもないけれど、なんだか懐かしく、そしてほっとする味わいなのです。
文字通り牛乳を原料として、作り上げたやさしいミルク菓子ですよ。
もちろん、「食べる牛乳」としての栄養価も高く、携帯食としても重宝します。
現在は「シールド乳酸菌入り」というような高品質なものも出来ているようで、その他にもサクランボ、ラ・フランス、いちご、抹茶、コーヒー、チョコレート、ヨーグルト、カマンベールチーズなどなど。
味のバラエティーも豊かです。
震災時に役立つ、保存タイプも出来ていて、これは重宝しそうですね。
とにかく、食べたことが無い方には、一度お試しいただきたい味ですよ。
お子様のおられる方には最適なお土産かと思います。
おしどりミルクケーキの販売店とお値段
日本製乳株式会社本社での販売はありません。
山形県内の主要道の駅、山形観光物産会館、駅構内名産店にて販売されています。
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全国の無印良品やファミリーマートでも取り扱っておられます。
1袋216円(税込み)
清川屋の「樹氷ロマン」は蔵王では断トツ人気のお土産スイーツ
出典:清川屋
山形県の県名産品品評会第一回金賞受賞の銘菓で、蔵王に行ったら必ず選ばれるという定番のお菓子です。
1977年の発売以来のロングヒット商品だということですよ。
北海道に行ったら、白い恋人。信州なら、雷鳥の里。
同じように蔵王の定番として選ばれるクリームサンドクッキーですね。
ウエハースのサクサク感とホワイトクリームのほど良い甘さが好評だということです。
知名度があり、味の評判も良く、ひと箱に入っている数も多いので、配りもののお土産には最適かと思います。
樹氷ロマンの販売店とお値段
住所:山形県鶴岡市末広町5-1鶴岡駅前マリカ西館1F
電話:0235-22-7111
営業時間:8:30~19:00(年中無休)
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1箱(24枚入り)1080円(税込み)
十一屋のだだちゃ餅はお父さんの味!?
出典:十一屋
だだちゃ豆は、山形県の特産であり、枝豆の中でもうまみや甘味があり、独特の風味が絶賛される稀少で高価なもの。
そして、山形県庄内地方の方言で、「主人」「お父さん」という意味があるそうですよ。
お父さんのお豆の味。そう、母の味ならぬ、父の味。(笑)
栄養価も高く、味わい深いだだちゃ豆の自然で豊かな味わいの餡を古代米の餅で包み上げたものが、「だだちゃ餅」です。
赤みを帯びた古代米の餅と、緑のだだちゃ豆の色合いのコントラストが美しいですね。
山形の郷土色豊かなお土産として、おすすめします。
だだちゃ餅の販売店とお値段
住所:山形県山形市七日町1-4-32
電話:023-622-0011
営業時間:9:00~19:30(年中無休)
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1箱(6個入り)810円(税込み)
ぱんどらの「最上川あわゆき」はふわふわ食感が新しい和洋菓子
出典:ぱんどら
「最上川あわゆき」は上質な生クリームと北海道産の皮むきあん、ちゃ豆のずんだ、和栗の三種類の餡をメレンゲでつくったスポンジで優しくサンドしたお菓子です。
ふわふわのメレンゲの食感は、まさに新感覚の和洋コラボ新スイーツですね。
淡雪のように、口の中で溶け、優しい甘さが大人気ですよ。
餡の甘さと、生クリームのコクが絶妙で、ミルキーな美味しさだとか。
個人的にも気になるお土産スイーツです。是非どうぞ。
最上川あわゆきの販売店とお値段
住所:山形県北村山郡大石田町大字大石田丙398-3
電話:0237-35-3404
営業時間:8:30~19:00(元旦のみ休業)
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1箱(12個入り)(あんこ・ずんだ・和栗各4個)1900円(税別)
シベールの「ラスクフランス」は日本一美味しいラスク!!
出典:シベール
シベールは1970年創業のラスクを中心とした焼き菓子や洋菓子を手掛けるお店です。
一番人気は、日本一美味しいという合言葉で作られた、ラスクのためにフランスパンを焼いて作る「ラスクフランス」です。
2018年のモンドセレクションでも、金賞を受賞した、ファンの多いお菓子だそうですよ。
県民の山形で買いたいスイーツの一つにあげられるほど、地元でも知名度があります。
定番のプレーンの他、ブルーベリー、ショコラ、ガーリック、カリカリアーモンドなどがあり、季節限定品も出ています。
今なら手に入る「さくらんぼラスク」は、フランスパンの生地に山形県産のさくらんぼのシロップ漬けを練り込んだという魅力的な味。
これは、是非食べてみたいですね。
ラスクフランスの販売店とお値段
住所:山形県山形市七日町1-2-30大沼山形本店地下1階
電話:023-633-4333
営業時間:10:00~18:30(年中無休)
その他のラスク販売店はこちら
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1袋(65g)330円~(税込み)
菓匠たかはしの「新庄の花あじさい」はアーモンドの花が咲く洋風クッキー
出典:新庄の菓匠たかはし
新庄を代表する銘菓として、お土産に喜ばれているのが、「新庄の花あじさい」です。
昭和59年に新庄市の市政施行35周年を記念し、市の花として「あじさい」が選ばれたことがきっかけで、それにちなんだお菓子をと、店主が試行錯誤し作り上げたお菓子です。
お茶にもコーヒーにも合う洋風せんべいで、アーモンドが花のように散らされたバターの香るサクサクの食感が人気ですよ。
平成14年には、全国菓子大博覧会で名誉総裁賞を受賞しました。
現在はアーモンド味の他、胡麻味、どてかぼちゃの三種類の味となっています。
味は洋風なのですが、昭和7年創業時から「せんべい屋」であった菓匠たかはしのお菓子なので、地元では「あじさいせんべい」と親しまれているらしいですよ。
あじさいのような、可愛いクッキーは、誰にも喜ばれそうなお土産になりそうですね。
新庄の花あじさいの販売店とお値段
住所:山形県新庄市住吉町1-14
電話:0233-22-4080
営業時間:8:00~19:00(元旦のみ休業)
注文票はこちら
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1箱(12枚入り)1540円(税込み)
まとめ
さくらんぼで有名な山形のお土産スイーツを10選いたしました。
さくらんぼ以外にも、豊富な農産物を使った美味しいスイーツが目白押し。
意外な洋風菓子もあったりして、和・洋共に充実したお土産スイーツばかりです。
だだちゃ豆や、ずんだ豆、そして富貴豆と、お豆が使われたものも沢山ありました。
是非山形で見つけて下さいね。